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Vol.1 外国人が驚く 誰も彼も 「ブラックスーツ」の謎 |
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礼服 = ブラックスーツではない |
祝儀・不祝儀の礼装として多くの男性が持っているブラックスーツ(真っ黒なダブルのスーツ)は、正式な礼服ではなく、略礼服だってコト知ってました?
日本の礼服、ブラックスーツはもともと昼間の準礼装「ディレクターズスーツ」がモデルです。そも、ディレクターズスーツの起源は、畏れ多くもかしこくも19世紀〜20世紀はじめの英国国王エドワード7世に遡ります。
ある接見の時、正式な昼礼装であるフロックコートの代わりに、黒のラウンジジャケットを着用におよんだのが始まり。
ラウンジジャケットは19世紀半ばに流行した、上着丈の短い略式のジャケットのことです。
なりたちからして、略式なわけです。
70年代、ブラックスーツは、それまで洋装男子の礼服モーニングを駆逐して、あっという間に全国津々浦々に広がっていきました。
冠婚葬祭の簡素化を目指した農村運動「新生活運動」と連携したという説もありますが、洋装に慣れた若者が、モーニングの仰々しさを嫌って着用したでしょうし、日本に紋付羽織袴という便利な礼装がありましたし。
ネクタイ一本換えるだけで、慶事も弔事もOKというのは、羽織ひもを換えるだけで祝儀不祝儀大丈夫という羽織袴の便利さに通じますね。
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ちなみにブラックスーツに白タイ、または黒タイというシンプルな装いが礼装として通用するのは、日本だけだとか。
ブラックスーツに白タイをするのは、欧米ではマフィアだけ(?)。
ですから、在日間もない欧米人が、結婚式仕様の日本人男子を見たら、
「え?? まさか……??」 といぶかしむこともあるそうです。 |
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フォーマルスーツは着用時間に注目 |
洋装の場合、礼装には昼の装いと夜の装いがあります。
女性ならドレッシーなワンピースやツーピースが昼の装いで、カクテルドレスは夜の装い。
男性の正礼装は午前中ならモーニングに黒&白の縞タイ、午後から夜、夜から明け方までならタキシードに蝶ネクタイにカマーベルトです。
本家英国では夕方から着用するタキシードですが、最近は国際的にも昼からならまあよろしいと、ドレスコードも緩んできました。
残念ながら、日本の礼装・ブラックスーツとタイだけでは、本来、正式な席には出られません。
ただし、これも組み合わせ次第。

朝〜昼なら立て襟シャツに、白&黒の縞ネクタイかシルバーかシルバーグレイのタイまたはアスコットタイ、白のポケットチーフなど。
夜なら蝶ネクタイとカマーベルトを組み合わせ、ポケットチーフをすれば、立派な礼装と見られるでしょう。
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