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Fashion talk
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2006.2.24
 
◆インタビュー
株式会社共和 (本社:神奈川県)
代表取締役 大西琢磨氏
 
革のクツ・バッグは、水洗いが当たり前 ?!
お気に入りのレザーアイテムは、プロに寿命を延ばしてもらおう
 
クリーニングといえば、セーターやジャケット、コートやオーバー、お父さんのスーツをきれいにしてくれるところ……と思っていませんか?

今、クリーニング屋さんは、ただの「洗濯屋さん」ではないのです。
ファッションの多様化と素材の進化とともに、クリーニングの技術もサービスも進化しています。
たとえは革製品。靴もバッグも丸洗いできるってご存じでしたか?

今回は、革のクツ・バッグのケアサービス「革ピカ!」 の(株)共和 大西琢磨さんにお話を伺いました。
「えッ?! ホント?!」連発すること間違いなしの最新情報満載です。
 
 
■革が水洗いできる不思議

皮革製品は、ふだんのケアで、寿命が全然違ってくることはご存じですよね。
そこへプロのテクニックが加わればオニに鉄棒、寿命は半永久的になりうるのです。

では、プロのテクニックで何ができるのかというと……。

1.丸洗い
2.リペア(修理)
3.リカラー(補色や色換え)
4.リフォーム(新しいアイテムに作り変える)
です。

丸洗いは、文字通り、革を洗ってしまうこと。
でも、ドライクリーニングではありません。
水とブラシと専用洗剤で、職人がひとつひとつきれいに洗うのです。

えッ! 革に水? と思うでしょう?

でも、水洗いといっても特殊な溶剤を使うため、汚れは水にしみ出しますが、シミになったり、堅くなったりはしないんです。

もうひとつのポイントは、ゆっくり低温で乾かすこと。

水塗れした革製品にシミができるのは、乾くときのムラが原因なのです。

ひどく濡れた場所と濡れなかった場所の間、早く乾いた場所と最後に乾いた場所のキワにシミができるわけです。

でも、専門店では、乾燥ムラができないように、低温の乾燥室を作り、ゆっくりじんわり乾かしますから、シミはできないのです。
お話をうかがった(株)共和
大西琢磨さん。
 
 
■丸洗いでクツはさっぱり清潔に!

革製品を丸洗いすることに、どんなメリットがあるんでしょうか。

革製品のクリーニングのプロ・大西琢磨さんは、
「革は元来生き物です。人の髪と同じように、汚れたら洗うのが当たり前じゃありま
んか?」
とおっしゃいます。

そう、丸洗いのメリットは、なんといってもキレイになること。
効果がはっきり分かるのが、白やピンクなど薄色の革もの。
汚れがつきやすく、黒ずんできますが、これをクリーニングすると、見違えるような輝きが戻るのです。

もうひとつの丸洗いのメリットは、清潔になることです。
とくにクツ、足はとても汗っかき、履いている間のにじっとり脂じみてきます。
汚れは細菌やカビを引きつけ、足にも靴にもよくありません。
 

特殊な洗剤を使い、一点一点
手作業で洗っていく。
また個人差はあるものの、深刻なのはクツの臭い。
体臭だけが原因ではなく、汗や汚れを温床した細菌の繁殖が原因の場合も多いもの。
だから、『洗うこと』は何より有効なのです。

「汗を吸って、ぶよぶよべたべたになったクツの履き心地が、軽くなること請け合いです」
と、大西さん。

清潔に美しくなり、さらに履き心地も軽くなる。
いいこと尽くめですね。
 
 
■プロのケアで革製品は永久に!

クリーニングで革はきれいになっても、大切なバッグの色くすみや縫製のほつれ、革巻きカカトのハゲは治りません。だめになったカカトも治りません。

これらは、クツ職人さんの仕事ですよね。
でも、最近では、リペアやリカラー、リフォームまでもやってくれるクリーニング屋さんがあるのです。

今やクリーニング店では、『洗ってきれいに』というカテゴリーを発展させて、『クツのケアのすべてに対応』してくれるのです。

こうしたクリーニング店では、革巻きカカトの巻き直し、カカトの張り替え、はブランドバッグのファスナーの付け替えなど、できることはなんでも引き受けてくれます。

また、色ハゲは戻せませんが、リカラー、つまり色をかけることでやはり元のイメージを取り戻せます。

もちろん、私たちのまめな手当で、革製品の健康自体は守れます。
でも、それだけです。
革の手入れをできても、ほつれひとつ直せないのですから。

定期的に、こうしたクリーニング屋さんとつきあうことのいちばんのメリットは、ここにあります。
つまり、あなたは『革製品の主治医』をもつようなものなんです。

クツはシーズン終わりに、バッグは年に一度のクリーニング。
これからの新しい「ファッションケア常識」になりそうですね。
右が履きくたびれた従来の姿。左はリカラーや手入れをし、生まれ変わった同じクツ。
 
 
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