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| ■「クリーニングは、きれいにすることが何よりも大事」 |
……そう中村さんは言います。
「効率だの、生産性だのは二の次です。ともかく『きれいになった!』という満足感をお客様にお届けすることが、一番の使命なんですよ」
私たち一般消費者には、とてもありがたい心意気。
では具体的に、どんなクリーニングをしているのでしょうか。
ホワイトウイングスの各工場では、クリーニングの溶剤蒸留器を設置しています。
「1日数回は、溶剤を蒸留しますね、。この機械にかけて汚れ(ヘドロ状のもの)を除き、クリーンにして再使用します。
これを行いわないと汚れた溶剤で洗うことになり、くすみを生じるんです」(中村さん)
そんな大事な働きをする機械なら、全国のクリーニング工場で常設されているのでは?
「ところが、設置している会社のほうが、まれなんですよ」(中村さん)
実際に工場にある溶剤蒸留器を見せていただくと、隣には道路舗装に使うコールタールのような物質が……。
これこそが、溶剤に溶け出た汚れの集まったもの。
汚れた溶剤で洗っても、きれいにならない。
そんな当たり前のことが、目に見えてわかりました。
また「きれい」に関しては、別の面での取り組みも行っています。
それは「地球もきれいに」ということ。
ホワイトウイングス・クリーニング研究所では、社会の一員である企業の責任として、環境との共生、リサイクル等にも力を入れています。
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溶剤蒸留器。ホワイトウイングスでは、溶剤管理を徹底。 |
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溶剤蒸留器から抽出された汚れ。
まさにヘドロ状態。 |
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| ■シミヌキの「あの手この手」 |
シミヌキも、ホワイトウイングスの自慢の一つ。
「シミヌキは、専任者を常時2程度、待機させています。まずは各工場で一般スタッフが行えるシミヌキをする。それで手に負えないものは、専任者がいる工房へ持ち込みます」(中村さん)
シミヌキは、京都の和服シミヌキの技術を伝承。
あらゆるシミヌキに対応しています。
しかし、よくクリーニング店に出すと「これ以上は落ちませんでした」といったタグをつけられて、シミヌキされないままの状態で返されることがありますね。
「限界まで色素を落とした後、補色をすればいいのです。そのシミの色の反対色を捕色することで、黄ばみなど、しつこい変色を直せるんですよ」(中村さん)
たとえば、
赤 ←→ 緑
黄 ←→ 紫
青 ←→ オレンジ
といった具合。
さまざまな技術や機械を駆使し、「きれいにする」ことにこだわるホワイトウイングス。
「数あるクリーニング店の中から我が店に出してもらったからには、しっかりきれいにしてお返しする。当たり前のことをやっているだけです」(中村さん)。
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| ■お客様の希望をプロの技で実現させる |
私たちがクリーニングに出すとき、汚れやシミをとってもらいたいのはもとより、ほかにもさまざまな要望がありますね。
たとえば、「折り目をぴしっと!」「クリーニングで縮まないように」「大事な洋服だから、最高級のクリーニングを!」など。
そんな多種多様なリクエストに、クリーニング店はどこまで応えてくれるのでしょうか。
「できる限り、お応えしたいと思っています。だから我が社には、おもしろい機械がいっぱいあるんですよ」(中村さん)
そういって見せていただいたのが、襟が縮まないワイシャツプレス機(ストレッチプレス)。
クリーニングの後のまだ湿気た状態で、少し伸ばしながらプレスし、クリーニングによる縮みを防止します。
縮んでしまったものを伸ばす機械も、別にあるそうです。
また、せっかくプロの手で仕上げてもらうのなら、できるだけその状態をキープしたいと思うもの。
そんな希望をかなえるのが、折り目加工です。
「折り目加工は、2種類あるんですよ。
『シロセット』は、薄手のものに。髪にするパーマと同じ原理で、折り目の癖をキープします。効果は約3ヶ月〜半年でしょうか。
厚手のものには『リントラク』これは、折り目部分を樹脂加工して、形状を保つんですね」(中村さん)
ホワイトウイングスだけではなく、多くのクリーニング店で対応可能だそうです。
こうした有効な知識をプロから得て、上手にファッションケア計画に取り入れたいですね。
「そうそう、ファッションケアの時流のひとつに高級志向がありますね。ハンドクリームと同じ成分を使ったクリーニングがあるのを知っていますか?」(中村さん)
ハンドクリームとクリーニング?
不思議な組み合わせです。
「『シリコーン』、正しくは『シクロメチコン』といいます。化粧品にも使われている、お肌に対しても安全性の高い溶剤です。ファンデーションやハンドクリームなどの成分としても使われているんですよ。
ハンドクリームというのは、肌に潤いを与えるものでしょう? その成分で、クリーニングを行うのです。すると繊維にも肌同様、潤いが与えられる。非常に仕上がりがソフト、滑らかです。その上、石油系の溶剤と違って人体につけても大丈夫な成分ですから、地球に優しいものなんですね」(中村さん)
そして最近は家庭用洗濯機にも取り入れられ、話題の「オゾン」。
このオゾンも、ホワイトウイングスでは活用しています。
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不純物を分解・殺菌する力があり、汚れ落ちがいいそうです。
「クリーニングは、『安かろう・悪かろう』では、絶対にだめなんですね。せっかくクリーニングに出しても、汚れが落ちていなくて着れないのでは、いくら安くてもお話にならない。だからこそホワイトウイングスは安易な価格競争に走るのではなく、お客様に満足していただける品質こそが第一と考えています」(中村さん)
クリーニングに出すとき「ともかくきれいにして!」と願うのが、消費者の正直な心理です。
それなのに、なかなかその思いを満足させてもらえないのも現実。
そんな中、ホワイトウイングスのクリーニング哲学は、とても頼もしく思えました。 |
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ハンドクリームの成分でクリーニングする「シリコーンドライ」。お肌の敏感な方、特に小さなお子様にも安心で、型くずれもなく、風合い抜群です。 |
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