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2008.1.31  
 
日本全国で、一年間に捨てられる衣服がどのくらいあるか、ご存知でしょうか?
なんと! 約108万トンに上るそうです。
一人あたりにすると、年間約9kgの服を「ゴミ」にしているわけです。
しかも捨てられた服のうち、リサイクルされるのは5〜10%程度。
それ以外は焼却されたり、埋め立てられているのが現実……。

その反面、「買っては捨てる」消費せいかつから脱却し、愛着のある洋服を自分にフィットするよう直し、修理しながら大事に着る方も増えつつあります。
ネット上にも、さまざまな洋服のお直しサイトが登場しています。
また直すアイテムも様々。
一般的なお洋服だけではなく、ジーンズ、革、毛皮、ファッション小物など多彩です。

そこで今回は、「ネクタイ」「制服」と、限られたアイテムに特化したお直しに注目してみました。
 
 
 思い出のネクタイを再生する技術を公開!
 【梅屋ドレス】


ワイシャツの襟とカフス部分を取り替えることで、お気に入りのワイシャツを再生させるサービスを展開中の【梅屋ドレス】。

もともと【梅屋ドレス】は昭和11年(1936年)創業の、現在は三代目の倉持康男さんが腕を振るう老舗の縫製工房です。

しかし倉持康男さんは、「1着のスーツとワイシャツに、約12リットルのガソリンが使われる」という事実を知り、ワイシャツの再生事業に取り組み始めました。
2006年(平成18年)には、ワイシャツ再生代金の1パーセントをWWFジャパン(財団法人 世界自然保護基金ジャパン)に寄付。
積極的に衣類の省資源化、地球温暖化防止に取り組んでいます。

こうした活動の中、新たにネクタイの修理方法をホームページ上で公開し始めました。

「お客様にとっては、思い入れのある大切なネクタイ。
しかし、ネクタイの購入代金と修理代が同じというくらいになってしまうこともあり、修理に出しかねている方も大勢いらっしゃいます。
そこで再び御着用いただけるよう、私のネクタイ修理方法をホームページ上で公開いたしました」
(倉持さん)

もちろん【梅屋ドレス】でもネクタイの修理受付は行っていますが、
「御家庭でも、時間をかけて丁寧に作業を進めれば綺麗に仕上がります。
どうぞ、大切なネクタイを長く御愛用頂く事を願っております。」(倉持さん:【梅屋ドレス】ホームページより抜粋)

各工程を写真で解説。こと細かく説明を加えた【梅屋ドレス】さんの「ネクタイの修理方法」のページ。
紳士服専門店の方からも、「きっとお客様のお役に立つことと思います」という感想が寄せらたそうです。

 
 
一工程ずつていねいに解説された「ネクタイ修理」のページ。
ぜひ自宅でチャレンジしたいですね。

【梅屋ドレス】
  HP:http://www.shirt-man.com/
サービス提供会社:梅屋ドレス
お問い合わせ先:info@shirt-man.com
梅屋ドレス
   
 職場・学校の「制服」を自分サイズに!
 【制服お直し隊】


職場で着るユニフォーム、オフィスウェア。
学生の着る学生服。
そしてビジネスマンのユニフォームといえるビジネススーツ。

毎日のように袖を通すわりに、こだわらない人が多いようです。
しかし一日の大半着ている洋服だけに、サイズが合わない、ホツレがそのままになっている……など、本人が思う以上に目立ってしまいます。

2007年11月、サービスを開始した【制服お直し隊】の責任者・佃由紀子さんはおっしゃいます。

「たとえば、女性社員の方が着るオフィスウェアのベスト。
背中に横シワがたくさん入っている状態は、サイズがちょっと小さめな証拠です。
そのほか、ジャケットの袖が長すぎるとだらしない印象になりますし、ぜひご自身のサイズにあっているかどうか、こまめにチェックして欲しいですね」

そして佃さん曰く
「電車に乗るたびに、駅員さんの制服のスレや、サイズがあっていないのが気になって気になって」。
同じデザインだからこそ、着ている状態がベストかどうか目立ってしまうのですね。

特に成長期の10代が着る学生服は、すぐにサイズが合わなくなってしまうもの。
「大丈夫です。学生服は成長によってサイズが変わることを見越して、ウエストや袖の部分に伸ばす余裕を仕込んであるんです」(佃さん)

また擦り切れて穴が開いてしまうなど、素人には手におえない修繕も、「カケハギ」という伝統技法で「どこを直したか分からない」くらいの仕上がりが期待できます。

「自分のサイズにフィットするように調整すると、制服のラインがキレイに出ますから、断然おしゃれになりますよ」(佃さん)

一度、試してみる価値がありそうですね。

 
 
ズボンの裾は短すぎても長すぎても、だらしない印象です。またウエストのサイズが合っていないと、もぞもぞといつも気になってしまうことに。
 
左の写真は、通常の学生服のジャケットの袖。
この袖の縫い目を解くと、右の写真のように袖丈を伸ばせるような「あまり布」が隠されています。
これはウエスト部分なども同じです。
成長に合わせて、こまめにサイズ調整したいですね。
 

【制服お直し隊】
  HP:http://www.s-onaoshi.com/
サービス提供会社:株式会社 ツクダ・クロス・スタイル
お問い合わせ先:support@e-tsukuda.com
制服お直し隊
   
 
 

 

「サイズが合わないからもう着れない」「ほつれたから捨てよう」は、これまでの消費優先の時代の「負の遺産」です。
現代は、プロの手を借りるという新しい生活の知恵を得て、「直したらまだまだ着れる」と発想を変える時代といえるでしょう。

しかし「どこにそんなサービスがあるの?」「頼むところが分からない」という声も少なくありません。

【梅屋ドレス】や【制服お直し隊】に代表される、洋服リフォームのインターネットサービスは、「洋服お直し難民」たちへの福音となりそうです。

 
 
 
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