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2007.4.27  
 
毎年の衣替え、どのように対処していらっしゃいますか?
実は、けっこう手を焼いている方が多いようです。
春先に、重い冬物衣類をクリーニング店に持ち込む手間、その後クリーニング店に引き取りに行く時間の確保……考えただけで気が重くなりそうですね。
また「今は着ないけれど、場所を占領する季節はずれの衣類」をどこにしまうか。
都市型の収納スペースが少ない現代の住まいでは、頭の痛いところです。
そうした多くの声を受けて、今インターネット上には「衣類のクリーニング&保管サービス」が増えてきました。
その中から、先駆け的な存在である「e-closet(イークローゼット)」をご紹介いたしましょう。
 
 
 閑散期と繁忙期の差が2倍近くにもなるクリーニング業界

e-closetは、創業半世紀の老舗クリーニング店・喜久屋が行っているネットサービス。
喜久屋は、東京・埼玉を中心に、200店舗あまりを展開する大クリーニングチェーンです。
その喜久屋が、衣替え支援サービスをスタートすることになったのは、2003年。
きっかけは、クリーニング業界がかかえる、深刻な悩みを打開するためだったそうです。

クリーニング業界の悩み、それは……。
繁忙期と呼ばれる衣替え期と、閑散期であるほかのシーズン(特に真夏や真冬)では、クリーニングの量が2倍近く違うこと。
それでも工場や人員は、マックスの時期である繁忙期をベースに設置しておかなくてはなりません。
そうなると閑散期は動かない機械があったり、スタッフに休みを取ってもらったりと、人的・機械的資源が無駄になります。
さらには工場や施設のランニングコストは通年で必要、つまり閑散期は「売り上げは上がらないが経費だけがかかる時期」となるのです。

これらの閑散期の無駄が解消されればと、長年にわたりクリーニング業界は頭を悩ませてきました。
そこで、「閑散期に衣替えで出された季節衣料を洗うサービス」という、まったく新しい衣替え支援サービスをスタートさせることになったのでした。

 
閑散期と繁忙期の差は、クリーニング業界にとって長年の大きな悩みであった。
 
 
 ネットを利用した新しい衣替え方法


e-closetのサービスはシンプルです。

利用者はネット上で会員になります。
会員になると、マイページが生成されますから、そこで専用の集荷キットを入手。
同時に、衣類を手元に届けてもらう納品時期も予約します。
あとは手元に届いた集荷キットを使い、衣類をパッキング、預けたい衣類を宅配便で送るだけです。

その後、衣類の検品結果や利用料金の案内など、すべてe-closetからメールで連絡が届きます。
これらの案内は、いつでも自分のマイページ上で確認も可能です。

e-closetのほうは、衣類が届いたらその状態をチェックします。
落ちにくくなりそうなシミなど、すぐに洗わなくてはならないもの以外は、工場が閑散期になったころ、クリーニング。
そして納品時期まで、スタッフの管理のもと、保管庫で預かってもらえるというわけです。

e-closetのサービスのポイントは、先にもお話した「工場閑散期にクリーニング」すること。
そのポイントは、利用者にとってもリーズナブルなサービスとなって反映されています。

 
e-closetでの検品の様子。熟練のスタッフが、届いたバッグごとに検品。
 
 
 衣替えの一番の悩みは「収納スペースの確保」

e-closetでは、たびたび利用者や一般消費者を対象に、アンケート調査を行っています。
その結果、2003年のサービスイン当初から変わらない要望は「クリーニング後に保管してほしい!」というものだったそうです。

そこでe-closetでは希望の納期まで、無料で衣類を保管してもらえます。
無料と聞くと驚きますが、これまで無駄が多かった閑散期にクリーニングができることで、保管料が「0円」でも問題ないそうです。
ただ利用者からすれば、無料だからこそ、きちんとした保管をしてもらえるかどうか気にかかります。

その点e-closetでは、「衣類のプロ」として、保管中も徹底的に管理してくれます。
専用の保管庫は、24時間空調、温度湿度管理は万全、日焼けを起こす日光は遮断、防虫剤も充分にセット、その上毎日スタッフが巡回……と、至れり尽くせりです。

また自宅のクローゼットで収納すると、いざ出して着ようとしたとき、虫害やカビに気づくケースも珍しくありません。
特に機密性の高い現代の住居では、どうしても湿気がこもりがちですから、こうしたトラブルが頻発します。
e-closetではプロによる徹底した管理によって、そういった心配は無用、だから安心……というわけです。

さらに、自宅クローゼットに入っているのは、今着用する衣類だけですっきり。
「第二のクローゼットとして活用しています」「クローゼットがスリムになって、おしゃれが楽しくなりました」とおっしゃる利用者が多いのも、うなづけます。
 
完全環境の保管庫。全国からの衣類が納期まで保管されている。
 
 
 より豊かな日常のために、インターネットサービスを活用する

利用者にとって、収納スペースを有効に活用でき、クリーニング店に持ち込む手間や時間を気にしないですむとなれば、これまでの衣替えの悩みの大半を解消できるといっていいでしょう。

今、家事や日常の雑務を手助けするサービスが、インターネットを中心に広く提供されています。
ただ、ファッションケアのサービスは、物の売り買いだけで成立するショッピングサービスに比べ、インターネットになじみにくいといわれてきました。
しかし、今回ご紹介したe-closetをはじめ、その壁を打ち壊すサービスが登場しています。

忙しい私たちの日常の時間は限られています。
好きなことをするための時間を確保するのは、簡単そうに見えて、なかなか難しいのが現状です。
サービスを利用することで、自分をより豊かにするための時間、家族や友人とのコミュニケーションを深める時間を増やせるのなら、お金には換えがたい価値があるのではないでしょうか。
 
インターネットサービスは質も吟味して、上手に利用したい。
(右)中から蒸気を当てるトルソー型仕上げ機。
(左)衣類の負担を最小限にする静止型乾燥機。
 
 
 

【サービス紹介】

・e-closet
  HP:http://www.e-closet.com/
サービス提供会社:株式会社喜久屋
お問い合わせ先:support@e-closet.com
e-closet
 
 
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